猫との暮らしをはじめるとき、意外と悩むのが「猫のトイレ選び」。
猫にとってトイレは生活のなかでも重要なプライベート空間です。もしトイレが合わなかったり、設置場所を間違えたりすると、猫がトイレを使わなくなってしまう可能性もあります。
そこで本記事では、猫のトイレの種類と選び方、そして最適な設置場所について、わかりやすく解説していきます。
猫のトイレの種類と特徴
猫のトイレにはさまざまな種類があります。どれを選んでもよいわけではなく、猫の性格や飼い主の生活スタイルによって、快適に使えるトイレは変わってきます。ここでは代表的な4つのタイプを紹介します。
オープンタイプ
- メリット
- 上部が開放されているため、通気性がよくニオイがこもりにくい
- シンプルな構造で掃除がしやすい
- 出入りがしやすく、好奇心旺盛な猫にも使いやすい
- デメリット
- 周囲に猫砂が飛び散りやすい
- プライバシーが少ないため、臆病な猫には落ち着かない場合もある
オープンタイプは価格が手頃なものが多く、初心者の方にとっても導入しやすい点が魅力です。何より「猫の様子を観察しやすい」という点も、健康管理のうえで役立ちます。
クローズドタイプ
- メリット
- 屋根や蓋が付いているため、ニオイや猫砂の飛び散りを軽減できる
- 周囲から見えにくく、猫にとってはプライベート空間になりやすい
- デメリット
- 閉塞感を嫌う猫は使ってくれない場合がある
- フタ部分の取り外しなど掃除に手間がかかることも
クローズドタイプは、ニオイ対策や砂の飛び散りを抑えたい方に人気です。ただし、実際に猫が嫌がるケースもあるため、愛猫の反応をしっかりチェックしましょう。
自動掃除付きトイレ
- メリット
- センサーで猫の排せつを検知し、自動でゴミを集めてくれる機能がある
- 飼い主の掃除負担が大幅に軽減される
- デメリット
- 製品によっては価格が高め
- 作動音や動きが気になり、猫が怖がる場合もある
- 専用のシステムトイレや猫砂を使う必要があるものも
忙しい方や掃除が苦手な方にはありがたい存在ですが、コスト面や猫の相性をよく考慮する必要があります。
使い捨てトイレ
- メリット
- 紙製などで軽量なため、旅行や緊急時に活躍
- 使用後は丸ごと捨てられるので衛生的
- デメリット
- 長期使用には不向きでコストがかさむ
- 紙が濡れたままになりやすく、ニオイ対策が必要
普段使いにはあまり向きませんが、数日だけのお泊まりや移動時などに用意しておくと便利です。
猫のトイレの選び方
トイレ選びを失敗すると、最悪の場合「猫がまったく使ってくれない」事態にもつながります。以下のポイントを押さえて、愛猫に合ったものを選んであげましょう。

猫の性格と習慣を考慮する
- 臆病な猫: 外部の刺激が少ないクローズドタイプを好む場合が多い
- 好奇心旺盛な猫: オープンタイプで視界が開けたほうが安心することが多い
また、どんな猫でも狭すぎる空間はストレスの原因になります。トイレ選びの際は必ずサイズを確認しましょう。
飼い主の掃除のしやすさ
- 毎日掃除することを考えると、複雑な構造は大きな負担に
- 取り外しやすいパーツが少ないほうが楽
特に忙しい方は、構造がシンプルでザッと拭き掃除できるものや、自動で掃除してくれるタイプを検討してみてください。
トイレのサイズと深さ
- 猫が「振り向いたり、くるっと回転できる」程度の広さが目安
- 深さは猫砂が飛び散りにくいレベルが理想だが、足腰が弱い猫の場合は浅めのほうが出入りしやすい
成猫の大きさや、老猫・子猫などの状況に応じて、深さや入口の高さを調整すると失敗が少なくなります。
素材と耐久性のチェック
- プラスチック製のトイレが主流。軽くて扱いやすいのが特徴
- 猫砂の交換や洗浄を繰り返しても、ひび割れしにくい素材を選ぶ
- 安価なものでも問題ないケースは多いが、長期的に使うなら耐久性を重視
猫のトイレの設置場所のポイント
いくらいいトイレを買っても、設置場所が猫に合わないと使ってもらえません。快適に排せつできるよう、環境を整えてあげましょう。
静かで落ち着ける場所
- 人通りが激しい廊下やリビングの真ん中は落ち着かない
- 大きな音が聞こえる電化製品(洗濯機・テレビなど)の近くも避けたい
- 猫にとって「安全だ」と感じられるスペースが理想
猫は非常に警戒心が強い生き物です。プライバシーを確保してあげることが重要になります。
食事場所や寝床との距離
- 食事や水飲み場からはできるだけ距離を置く
- トイレとベッドが近いと、衛生的にも猫の気持ち的にも好ましくない
食事の場所とトイレの距離を離すことで、猫が混乱せずに場所を覚えられるというメリットもあります。
換気と掃除のしやすさ
- ニオイがこもらないよう、風通しのいい場所がおすすめ
- 掃除道具をすぐ取り出せるか、トイレ本体を移動しやすいかも大切
- トイレ周辺を定期的に拭き掃除できるスペースがあると◎
特に暑い季節や多頭飼いの場合は、ニオイ対策をしっかり行うことが快適な空間づくりのポイントになります。
設置NG場所とその理由
- 洗濯機のそば: 大きな音が出るうえ、振動もあるため猫が怖がる
- 直射日光が当たる場所: 暑さや日差しで砂が熱くなり、猫が嫌がる可能性
- ドアのすぐ裏: 開閉時に猫が衝撃を受けるかもしれない
これらの場所は猫にストレスを与えてしまい、トイレの失敗や健康面の悪影響につながります。避けるようにしましょう。

猫がトイレを使わないときの対処法
「トイレはあるのに、なぜか使ってくれない…」という場合は、以下のチェックポイントを見直してみてください。
- トイレの種類が合わない
- クローズドタイプが怖い、または狭いなど
- 設置場所が落ち着かない
- 騒音のある場所や人通りの多い廊下など
- 掃除が不十分でニオイが気になる
- 猫はキレイ好き。排せつ物が残っていると嫌がる
- 健康上の問題の可能性
- 頻繁にトイレに行く、まったく行かないなど異常が続くなら、早めに獣医さんへ相談
猫がトイレを使わない原因はさまざまですが、「場所」「種類」「清潔さ」の3点から確認し、どうしても解決しない場合は獣医さんに相談すると安心です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 猫のトイレは何個必要?
A. 一般的には「猫の頭数+1個」が望ましいとされています。多頭飼いの場合は、1つのトイレを皆で共有するとトラブルになりやすいため、数に余裕をもたせると安心です。
Q2. どれくらいの頻度で掃除すればいい?
A. 理想は「毎日1回以上」。忙しくても、最低でも2日に1回は排せつ物を取り除くようにしましょう。汚れたまま放置すると、猫がトイレを敬遠する原因になります。
Q3. 猫砂の種類はどう選べばいい?
A. 猫の好みは個体差がありますが、消臭効果や固まりやすさ、粉塵の少なさなどを重視する人が多いです。

まとめとおすすめトイレ一覧
猫のトイレは、種類・選び方・設置場所の3つをしっかり押さえれば、失敗なく快適に使えるようになります。最後にポイントを整理しましょう。
- トイレの種類:オープン・クローズド・自動掃除付き・使い捨て
- 選び方のコツ:猫の性格、飼い主の掃除やすさ、サイズ、素材を要チェック
- 設置場所:静かで落ち着ける場所、食事や寝床とは離す、換気と掃除がしやすい場所
これらを踏まえて、以下に代表的なおすすめトイレをいくつか紹介します。
- オープンタイプのスタンダードトイレ
- 値段が手頃、シンプル構造で掃除もラク
- 初心者におすすめ
- クローズドタイプのドーム型トイレ
- 砂の飛び散りとニオイを軽減
- 人目が気になる部屋でも使いやすい
- 自動掃除付きトイレ
- 飼い主の負担を減らしたい方に最適
- 価格と設置スペースを要確認
- 携帯・旅行用の使い捨てトイレ
- 移動時や災害用に備えておくと安心
- 普段使いには不向きだが、いざというときに役立つ
猫にとって「快適なトイレ」は、健康面にも大きく影響します。ストレスの少ない環境を作ってあげることで、猫も飼い主もハッピーな毎日を送れるでしょう。ぜひ今回のポイントを参考に、愛猫にピッタリのトイレを選んであげてくださいね。
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